フリーランスエンジニア・Web制作者向けクレジットカードの選び方
フリーランスエンジニアやWebデザイナー・Web制作者として独立した方の中には、「会社員時代に作ったカードをそのまま使っている」「事業用のカードを分ける必要があるのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、業務委託契約を中心に働くフリーランスエンジニア・Web制作者が、事業用のクレジットカードを検討する際のポイントを解説します。
エンジニア・Web制作者の支出はサブスクとクラウドサービスが中心
開発ツール・SaaSの月額課金
フリーランスエンジニアの経費は、外注費や仕入れというより、クラウドサーバーの利用料、デザインツールやコード管理サービス、AIツールなどのSaaS利用料が中心になりやすいのが特徴です。契約数が増えるほど、どのサービスにいくら支払っているかを把握しにくくなります。事業用カードに支払いをまとめておくと、明細から契約状況を一覧で確認しやすくなります。サブスク全般とカードの関係については、サブスクリプションサービスとクレジットカードの相性の記事も参考になります。
書籍・学習教材・カンファレンス参加費
技術書や学習系サブスク、オンラインカンファレンスの参加費なども、経費として計上するケースが多い支出です。少額の支払いが多いからこそ、1枚のカードにまとめておくと、確定申告時の集計がしやすくなります。
PC・周辺機器などの高額な設備投資
案件によっては、PCやモニター、周辺機器をまとめて買い替えるタイミングもあります。分割払いを利用する場合は金利負担も含めて検討しましょう。分割払い・リボ払いの仕組みについては、分割払いとリボ払いの違いの記事もあわせてご参照ください。
個人名義のカードでも事業用に分けられる
フリーランスエンジニアの多くは法人化しておらず、個人事業主として業務委託契約を結んでいます。法人カードでなくても、生活用と事業用でカードを1枚ずつ分けて使うだけで、支出の切り分けは可能です。屋号名義でカードを作りたい場合の考え方については、屋号入りのクレジットカードは作れる?の記事、法人化を検討している場合は個人事業主でも法人カードは作れる?の記事もあわせてご参照ください。
収入が月ごとに変動しやすい点への向き合い方
検収・入金サイトと支払いサイクルのズレ
業務委託契約では、検収後の翌月末払い・翌々月払いなど、案件によって入金サイトが異なります。カードの支払いサイクルと入金のタイミングにズレが生じやすいため、締め日・支払日の仕組みを理解しておくと資金繰りの見通しを立てやすくなります。詳しくはクレジットカードの「締め日」と「支払日」の仕組みの記事をご覧ください。
複数の取引先を掛け持ちする場合の経費管理
複数のクライアントの案件を並行して受けている場合、案件ごとに経費を分けて記録しておくと、確定申告時の按分作業がスムーズになります。自宅を作業スペースとして使っている場合の家事按分も含め、経費管理全般の考え方はフリーランスの経費管理、クレジットカードでどこまで楽になる?の記事で解説しています。
開業直後・実績が少ない時期の審査で見られやすい点
独立直後は、確定申告の実績がまだ1年分もない、収入の証明がしにくいといった理由で、カードの審査に不安を感じる方もいます。フリーランス・個人事業主全般のカード選びの考え方については、フリーランス・個人事業主のクレジットカード選びの考え方の記事もあわせてご参照ください。
会計ソフトとの連携も確認しておきたい
freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使っている場合、カードの利用明細を自動で取り込める連携機能があると、記帳の手間を減らせます。連携方法や注意点については、法人カードの利用明細を会計ソフトに連携する方法の記事(個人事業主のカードでも考え方は共通です)も参考になります。
こんな方におすすめ
- 業務委託契約で働くフリーランスエンジニア・Web制作者の方
- SaaSやクラウドサービスの支払いを事業用として分けて管理したい方
- 検収・入金サイトと支払いサイクルのズレを見通しておきたい方
まとめ
フリーランスエンジニア・Web制作者の経費は、SaaSやクラウドサービスの月額課金が中心になりやすく、事業用のカードを1枚分けておくだけでも契約状況の把握や確定申告の集計がしやすくなります。案件ごとの検収・入金サイトとカードの支払いサイクルのズレも意識しながら、自分の働き方に合ったカードを検討してみましょう。