クレジットカード辞典
支払い活用術

国民健康保険料・国民年金保険料はクレジットカードで払える?仕組みと注意点

会社員と違って給与天引きがない自営業者やフリーランスにとって、国民健康保険料と国民年金保険料は自分で納付する必要がある支出です。この記事では、この2つの保険料をクレジットカードで支払う際の仕組みと、手続き方法や注意点を解説します。税金全般のクレジットカード払いについては税金・社会保険料はクレジットカードで支払える?もあわせてご参照ください。

国民健康保険料と国民年金保険料は別の制度

まず前提として、国民健康保険料と国民年金保険料は管轄も納付の仕組みも異なる別々の制度です。それぞれの特徴を分けて理解しておくと、手続きで迷いにくくなります。

国民健康保険料は市区町村ごとの制度

国民健康保険料は、居住する市区町村が運営する制度です。そのため、クレジットカード払いに対応しているかどうか、対応している場合の手続き方法は自治体によって異なります。すべての自治体がクレジットカード払いに対応しているわけではない点に注意が必要です。

国民年金保険料は日本年金機構が窓口

国民年金保険料は全国一律で日本年金機構が運営しています。クレジットカード払いを希望する場合は、日本年金機構が用意している所定の手続きを行うことで、継続的な支払い方法として登録できます。

クレジットカードで支払う際の手続きの流れ

国民健康保険料の場合

多くの自治体では、納付書に記載されているバーコードを使ってスマートフォン決済アプリ経由で支払う方法や、自治体の専用ウェブサイトから納付する方法が用意されています。手続きの詳細は、お住まいの自治体の国民健康保険担当窓口やウェブサイトで確認しましょう。コンビニの納付書払いとクレジットカードの関係についてはコンビニの払込票はクレジットカードで支払える?も参考になります。

国民年金保険料の場合

国民年金保険料をクレジットカード払いにする場合、口座振替とは別に、クレジットカード納付専用の申出書を年金事務所に提出する手続きが必要です。一度手続きをすれば、以降は毎月自動的にカードで引き落とされる仕組みになります。前納(まとめ払い)にも対応している場合があるため、あわせて確認しておくとよいでしょう。

クレジットカードで支払うメリット

ポイントが貯まる

国民健康保険料・国民年金保険料はいずれも支払いが継続的に発生し、金額もまとまりやすい支出です。クレジットカード払いに対応していれば、毎月あるいは前納時にポイントを獲得できる可能性があります。日常の支払いをカードにまとめる考え方はポイ活とクレジットカードの関係で解説しています。

払い忘れを防ぎやすい

口座振替と同様に、一度手続きをすれば自動的に支払われるため、納付書での都度払いに比べて払い忘れを防ぎやすくなります。

支払う前に確認しておきたい注意点

手数料がかかる場合がある

自治体やサービスによっては、クレジットカード払いに決済手数料が別途かかる場合があります。獲得できるポイントより手数料の方が大きくなってしまうケースもあるため、事前に条件を確認しておくことをおすすめします。

前納割引が適用されない・小さくなる場合がある

国民年金保険料には口座振替による前納で保険料が割引になる制度がありますが、クレジットカード払いでは口座振替の前納割引と条件が異なる場合があります。まとめ払いを検討している場合は、支払い方法ごとの割引条件を比較しておきましょう。

自治体によって対応状況が異なる

国民健康保険料は自治体ごとの制度であるため、引っ越しをした場合はクレジットカード払いの対応状況や手続き方法が変わる可能性があります。転居のタイミングでは改めて確認するとよいでしょう。

フリーランス・個人事業主にとっての位置づけ

国民健康保険料と国民年金保険料は、フリーランスや個人事業主にとって毎月発生する固定費のひとつです。事業用の経費とあわせてクレジットカードで管理することで、家計・事業の支出を一元的に把握しやすくなります。フリーランスのカード活用や経費管理の考え方については、フリーランス・個人事業主のクレジットカード選びの考え方とフリーランスの経費管理をクレジットカードで効率化する方法もあわせてご参照ください。

まとめ

国民健康保険料は市区町村、国民年金保険料は日本年金機構と、それぞれ管轄も手続き方法も異なりますが、いずれもクレジットカード払いに対応している場合があります。ポイントが貯まる、払い忘れを防ぎやすいといったメリットがある一方、手数料や前納割引の条件は自治体・制度によって異なるため、支払い方法を決める前に必ず最新の情報を確認しましょう。